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【保存版】解体とアスベストの完全ガイド|費用相場・事前調査・届出の流れをプロが解説

  • 2025.08.28
    • 解体ブログ

みなさん、こんにちは!
岡山・倉敷を拠点に、岡山・総社・浅口・玉野・井原・赤磐・備前エリアで解体工事を行っている倉敷解体ACTIVE(アクティブ)のコラム担当です。

「古い建物を解体したいけれど、アスベストが使われているか心配…」「調査や届出ってどうすればいいの?」と不安を抱えていませんか。アスベストは健康への影響があるため、解体工事を行う際には正しい手順を踏むことがとても大切です。この記事では、アスベストに関する事前調査の流れや届出の必要性、除去作業の方法、費用の目安、業者選びのポイントまでを、わかりやすく解説します。初めて解体工事を検討する方でも安心できるよう、順を追ってご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

まず結論:アスベストの有無は「事前調査」と「記録保存」でリスクを最小化します

結論からお伝えすると、解体・改修工事を安全に進めるには、発注者・元請を含む事業者がアスベスト調査を実施し、調査結果を記録・保存したうえで、対象工事の届出(大気汚染防止法等)を行い、飛散防止措置を講じて、適切に処理・運搬・処分まで完了させることが重要です。以下で「なぜ必要か」「どう進めるか」を具体的に解説します。

アスベスト(石綿)の基礎知識

アスベストは繊維状の天然鉱物で、耐火・保温・吸音などに優れるため、かつて建築材料(建材)やボイラー保温材、断熱材などに広く使用されました。健康被害(肺がん、中皮腫など)のリスクが判明し、日本では平成18年(2006年)以降、製造・使用が原則禁止になりました。ただし、2006年9月以前の建築物・工作物には、石綿含有建材が残っている可能性があります。

  • 用途の例:屋根スレート、外壁サイディング、天井材、配管の保温材・被覆、耐火被覆、吹付け材、床材(ビニル床タイル)など
  • 種類の例:クリソタイル、アモサイト、クロシドライト ほか
  • 関連法令:大気汚染防止法、廃棄物処理法、労働安全衛生法(石綿障害予防規則)

レベル分類(発じん性の目安)

石綿含有建材は、一般にレベル1~3に分類します。工法や隔離・養生、負圧装置、集じん・排気の作業基準が異なるため、計画段階で正しく判断します。

レベル対象・代表建材発じん性主な作業基準の概要
レベル1吹付け石綿、石綿含有吹付けロックウール など著しく高い原則完全隔離負圧養生、集じん・排気装置、湿潤化、作業場の出入口管理、個人用保護具(マスク等)
レベル2保温材・断熱材・耐火被覆材(吹付け以外)高い隔離・養生、湿潤化、囲い込み・封じ込めの検討、集じん、適切な梱包と表示
レベル3成形板(スレート、ケイ酸カルシウム板等)比較的低い湿潤化割らずに切断・取り外し、養生、二重梱包、飛散防止剤の活用

※自治体の条例や現場の状況により追加措置が必要になる場合があります。

解体前の「事前調査」の義務と方法

令和以降の法改正により、解体や改修を行う前には必ずアスベストの有無を確認する事前調査が義務化されました。調査結果は記録・保存し、現場での掲示や届出にも利用されます。発注者・元請・下請など工事関係者が役割を分担し、法令を遵守して進めることが重要です。

調査の対象となる工事

事前調査は、建築物や工作物の解体工事、または一定規模以上の改修工事が対象です。規模の大小を問わず、2006年9月以前に建築された建物では、石綿含有建材が使われている可能性があるため、必ず調査を実施する必要があります。

調査の方法

調査はまず、設計図書や建材の資料を確認し、アスベストの使用箇所を推測します。次に現地での目視点検を行い、必要に応じて試料を採取して成分分析を実施します。外壁や天井材、配管の保温材など、使用されている可能性がある部分を丁寧に確認していくことが求められます。

調査結果の記録と掲示

調査の結果は書面にまとめ、現場に掲示します。さらに、一定期間は保存する義務があるため、写真や分析結果を含めた詳細な記録が必要です。調査結果を正しく残すことで、後の解体計画や周囲への説明に活用できます。

届出と報告の手続き

アスベストを含む作業がある場合には、工事開始の14日前までに都道府県などへ特定粉じん排出等作業届出書を提出します。また、石綿障害予防規則に基づいて労働基準監督署へ作業計画を提出する場合もあります。届出の有無や様式は地域ごとに異なるため、事前に自治体へ確認することが欠かせません。

有資格者による調査と説明

調査は、所定の講習を修了した有資格者(石綿作業主任者など)が中心となって行います。調査結果について発注者や工事関係者に丁寧に説明し、誤解や不安を解消することも大切です。万一、虚偽の報告や不十分な調査を行うと罰則の対象となるため、専門業者に依頼するのが安心です。

アスベスト除去・解体の作業の流れ

ここでは一般的な流れを整理します。現場の規模・構造・周辺環境により、作業基準や装置の条件は変わります。

  • 1. 作業計画の作成:対象、工法、隔離範囲、負圧・集じん・排気、作業員の教育、保護具(マスク等)の着用計画を立てます。
  • 2. 現場準備:看板設置、足場組立て、作業場の隔離・養生負圧装置や集じん機の設置、周囲への事前説明を行います。
  • 3. 飛散防止措置:湿潤化や飛散防止剤(薬液)を使用し、粉じんの発生を抑えます。
  • 4. 除去作業:レベル・種類に応じた工法で、切断・取り外しを慎重に行います。
  • 5. 梱包・排出:二重袋・容器にラベル表示を行い、作業場から適切に排出します。
  • 6. 清掃・確認:器具の付着物除去、取り残しの目視確認、必要に応じ空気中の繊維濃度を測定します。
  • 7. 運搬・処分:産業廃棄物として、許可を受けた業者が運搬し、適切に処分します(マニフェスト管理)。
  • 8. 記録と完了:作業記録を整理し、写真や測定結果の保存を行います。

アスベストのレベル別対応ポイント

レベル1(吹付け石綿など、最も危険性が高い)

吹付け石綿や石綿含有吹付けロックウールは、微細な繊維が空気中に飛散しやすく、作業者や周囲への影響が大きいとされています。作業は完全隔離空間で行い、負圧集じん装置を稼働させて空気が外に漏れないように管理します。出入口には二重扉を設置し、作業員は専用の保護具を着用します。除去後は濃度測定を行い、安全性を確認してから撤去を完了させます。

レベル2(保温材・断熱材・耐火被覆材)

配管の保温材や耐火被覆などはレベル2に分類されます。レベル1ほど飛散性は高くないものの、繊維が剥がれて舞いやすいため注意が必要です。基本は隔離・養生を行い、湿潤化や囲い込み・封じ込めを組み合わせて作業を進めます。特に配管まわりは狭く複雑なため、解体方法や切断の仕方を工夫しなければなりません。撤去後は取り残しがないか目視確認を行い、必要に応じて補修を実施します。

レベル3(成形板など比較的低リスク)

スレートやケイ酸カルシウム板など、固形の成形板はレベル3に該当します。繊維が固化されているため飛散性は比較的低いですが、割ったり砕いたりすると粉じんが発生するため注意が必要です。作業ではあらかじめ湿潤化を行い、できるだけ割らずにボルトや固定部を外して取り外します。撤去した建材は二重梱包し、運搬時もラベル表示を徹底して処分場へ搬入します。

費用の目安と工期の考え方

費用は面積・数量・建物の規模・アクセス・養生グレード・運搬距離・処分費などで変動します。以下は一般的に言われる目安であり、現地調査後の見積もりで最終金額が確定します。

区分代表例単価目安工期目安備考
レベル1吹付け石綿2.5万~5.0万円/㎡数日~数週間完全隔離・負圧・濃度測定等で高コスト
レベル2保温・断熱・耐火被覆1.0万~2.5万円/㎡数日~2週間囲い込み・封じ込め検討。配管周りは手間増
レベル3スレート・成形板等3千~1.0万円/㎡1~数日湿潤・飛散防止に留意。割らずに撤去

※数値は一般的な目安とされるもので、地域・現場条件・条例で増減します。

例として、一戸建て(30坪前後)でレベル3の屋根スレートや外壁の成形板が広範に該当する場合、除去・運搬・処分・養生等を合計すると、状況により数十万~100万円超となるケースがあります。レベル1・2に該当する箇所を多く含むビルや大型建築では、さらに大きな費用が必要になる可能性があります。自治体の補助金制度が利用できる場合もあるため、最新情報は居住地のホームページでご確認ください。

見積もりで確認する主な内訳

  • 事前調査・分析費(分析点数・種別)
  • 届出書類作成・提出代行費(様式、写しの整備)
  • 養生・隔離・負圧装置・集じん機設置費
  • 除去作業費(作業内容、人数、教育・講習修了状況)
  • 運搬・処分費(産業廃棄物の区分・量・運搬距離)
  • 記録・報告・完了清掃費(写真、濃度測定、保存)

業者選びのチェックリスト(安全・法令遵守の観点)

以下の項目を複数確認すると、リスクを下げつつ費用対効果の高い発注につながります。

  • 登録・許可:解体工事業登録、産業廃棄物収集運搬・処分の許可、法人情報の明示。
  • 有資格者:現場に石綿作業主任者を配置し、労働者に必要な教育を実施。
  • 作業基準:隔離・負圧・集じん・湿潤化などの具体的な手順と機器構成の説明。
  • 記録保存:調査結果・作業記録・濃度測定・マニフェストの保存方針。
  • 見積もりの透明性:項目別内訳、数量根拠、工期、関係会社(下請)の明記。
  • 近隣対応:事前の説明、掲示、粉じん・騒音対策、工事中の連絡体制。
  • 保険・安全:労災・賠償保険の加入状況、緊急時の対応計画。

よくある質問(FAQ)

Q. 調査はいつ実施すべきですか?

A. 解体や改修工事に着手するに必ず実施します。特に2006年以前に建てられた建物では、アスベストを含む建材が使われている可能性が高いため、早めに調査を依頼しておくと安心です。工事直前に判明すると、届出や追加費用が発生して工期が延びるリスクもあります。

Q. ロックウールはすべてアスベストですか?

A. ロックウール自体はアスベストとは異なる鉱物繊維で、現在でも断熱材などに使われています。ただし、過去にはアスベストを混ぜた吹付けロックウールが存在しました。そのため、名前だけで判断せず、必要に応じてサンプルを採取して成分分析で確認することが大切です。

Q. レベル3でも届出は必要ですか?

A. レベル3は飛散性が比較的低いとされていますが、工事規模や面積によっては届出が必要です。たとえば屋根一面がスレート材の場合や、外壁の大部分が成形板の場合は「特定粉じん排出等作業」に該当し、自治体へ届出を提出する義務が生じます。小規模な補修などであれば届出不要な場合もあります。つまり「レベル3だから届出不要」とは限らないため、事前に専門業者へ確認してください。

Q. ボイラー配管の保温材・被覆はどう扱いますか?

A. ボイラーや配管に使われる保温材や耐火被覆は、レベル2に分類されるケースが多いです。外す際に粉じんが発生しやすいため、湿潤化や囲い込みなどの飛散防止措置を徹底して作業します。特に配管まわりは狭く複雑なため、施工経験のある業者に任せるのが安全です。

Q. 個人でマスクを着用すれば安全ですか?

A. マスクだけでは不十分です。アスベストは非常に細かい繊維のため、市販の簡易マスクでは防ぎきれません。現場では隔離養生・負圧集じん装置・専用保護具など、複数の対策を組み合わせることが前提です。個人での除去は健康被害や法令違反につながる恐れがあるため、必ず専門業者へ依頼してください。

まとめ

アスベストを含む建物の解体工事は、事前調査・届出・飛散防止・適正処理の4本柱を確実に進めることで、健康・環境・近隣住民に対するリスクを大きく下げられます。対象の種類やレベル、面積、周辺状況で最適解が変わるため、現地調査に基づく計画が重要です。最新の制度・様式は自治体のホームページをご確認ください。

  • ポイント1:着工前の事前調査記録保存を徹底します。
  • ポイント2:該当する場合は届出報告を期限内に提出します。
  • ポイント3:レベル別に隔離・負圧・湿潤化・集じんなどの基準を遵守します。
  • ポイント4:費用は面積・工法・処分費で変動します。内訳の明確な見積もりを比較します。
  • ポイント5:有資格者の配置、記録・マニフェストの保存、近隣への説明を重視します。

アクティブ倉敷解体は、一般住宅からビル・マンションの建設工事における解体、内装解体、残置物撤去、整地、アスベストの調査・除去まで、法令を遵守したワンストップ対応に努めます。

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